
一年間、朝の挨拶を続けて気づいたこと
こんにちは。センター長の谷亀です。
私はこの一年間、毎朝、業者さんへ挨拶のメッセージを送り続けてきました。
正直、最初の頃は「忙しい朝にわざわざ時間をとって続けられるだろうか」と不安でした。
そんなある日、業者さんから「いつも楽しみに読んでます」と声をかけてもらったのです。
その瞬間、ただの挨拶だと思っていたことが、相手にとっては小さな楽しみや元気につながっていると知り、私自身も励まされました。
そして気づいたのは、毎日「言葉に出すこと」は、相手のためだけではなく自分のためにもなるということです。
頭の中でぼんやりしている考えや気持ちも、文字にして表すと整理され、次第に自分の思考がはっきりしていきます。
言葉は、心の中の霧を晴らしてくれる地図のようなものだと感じました。
一年間続けられたことは大きな自信になりましたし、「自分の思いや考えを伝えることはとても心地よいことだ」とも実感できました。
この経験を通して思い出したのが、アフリカのことわざです。
「急いで行きたければひとりで行け。遠くへ行きたければみんなで行け。」
移住も同じではないでしょうか。
「自分の中でだけ考え込み、早く結論を出す」こともできますが、それでは不安が残ります。
まずは、自分の気持ちを言葉にしてみる。そうすることで思考が整理され、本当に大切にしたいことが見えてきます。
そして、その思いを人に伝えることで共感や協力が生まれ、仲間と一緒に歩んでいく移住は、より豊かで長く続けられるものになるはずです。
私が朝の挨拶から学んだように、
- 言葉に出して頭と心を整理すること、
- 小さなことを続けて自信につなげること、
- そして人と分かち合うこと。
この3つは、移住を考えている方にとってもきっと大きな力になると思います。